昼間は強い日差しがジリジリと肌をさし、気温は23℃前後となる。ここでもわずかながら季節の流れはあって、5日前に到着した時は、早朝でもタンクトップでOKだったのに・・・・・これから秋へと移っていくオークランドの今朝は、薄手のジャンバーを羽織る程の肌寒さを感じた。
午前9時、昨夜のBARで久々に再会した、アッセンブリのウィリアムさんとAK05のマークさんが、舞台図面と写真を持って私たちのHOTELを訪ねてきた。ホテルのカフェで、私と水藤さん、プロデューサーの藤高社長とプロモーターの帆先さんが同席し、早速今年8月に計画しているエディンバラ公演の打合せに入った。
テーブルの上に、エディンバラでは最大規模になるという新しい劇場(昨年までスコットランドの国会議事堂といて使用していた場所だそうだ。)の大きな舞台図面が広げられた。日本から持ってきた新しい演出の為のスケッチと希望図面を見ながら、「この広さでは舞台は作れない。」というプロデューサー。それに対して「では客席2、3列目までを舞台にしてしまおう」と言うウィリアムさん。「この奥行きでは・・」といえば「もっと広げよう」と、「こんなパーテーションが欲しい」といえば「用意しようと・・・」その場でマークさんとサイズ出しまで始まってしまった。
既に打合せは、1時間を越えているのに、ウィリアムさんの目はプロデューサーの顔からそらされる事はなかった。私はこの打合せで、一言も喋ることができなかったが、ウィリアムさんとプロデューサーのやり取りを横に、この中に生かされているのだという幸福を感じていた。
8月に再会を約束して、打合せが終わった。
今日は、PM15:30までフリータイムという事で、南半球で一番高いと言われている、地上310mの「Sky Towr」に行ってみる事にした。
ワクワクしながら乗り込んだエレベーターをよく見ると、床の一部分がガラス張りになっているのを発見!!映画のワンシーンの様に1階からグングン登っていくところが見えた。地上220mの展望場へ到着。オークランドの美しい街並みと鮮やかな海が、目に広がった。窓に近づいて外を見ていた水藤さんが「ちょっと来て!」と叫んだ。行ってみると窓際の床がまたガラス張りになっていた。その上に乗っている水藤さんの足元を見ると、体が凍りつくような恐怖を感じてしまった。私は高所恐怖症ではないはずなのに、もしかして・・・と疑ってしまうほど怖かった。
PM15;30 ジリジリ照りつける太陽の下、タウンホールの隣の公園に集合。それぞれが行ってきたオークランド観光の感想発表会が始まった。牧さんと喜代子は、座って乗るバンジージャンプをやってきたそうで、めちゃ怖かったと興奮していた。
PM16:30 会場入り。全ての太鼓メンテ、昨日まで納得できなかった演目の練習を終えて、いよいよ3回目の本番がスタートした。
演奏が終了すると、観客は足で床を踏み鳴らしアンコールを求める。アンコール終了後は、1階席、2階席、3階席、全ての席の観客がスタンディングオーベーション。この至福のひとときが堪らない。TAOの全てが凝縮されているこの瞬間にどれだけの人と時間が費やされていることか・・・・
今朝の激しく情熱的なエディンバラの打合せを思い出した。
帰り道、夏子さんと牧さんと今日の演奏のダメ出しを言い合った。普段からケンカ越しになって意見を言い合っているので、少々言葉遣いが荒いことは私たちにとって普通でも、会話を耳にするオークランドの人たちには、「日本の女性3人がケンカしている」と勘違いしているようだった。でも心配はいりません。仲はとっても良いのですよ。
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