TAOニュージーランドTAOニュージーランドTAOニュージーランド
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3月5日 オークランド到着
3月6日 ワールドツアー初ステージ
3月7日 AK05タウンホール初日
3月8日 マオリ族からの歓迎
3月9日 オークランドに来て5日目
3月10日 早くも千秋楽
3月8日 マオリ族からの歓迎

ニュージーランドの先住民族は、マオリ族という狩猟民族でニュージーランドのことをAotearoa (アオテアロア、白く長い雲のたなびく地)と呼んだそうだ。1769年にイギリスの探検家・キャプテンクックが現在のオークランドを訪れ、ヨーロッパ人の入植が始まった。そして今、オークランドはさまざまな人種によって活気に溢れていた。

今日、TAOはこのマオリ族の歓迎を受けた。
AK05のスタッフに昔ながらのマオリの仕来りを教えてもらって儀式に挑んだのだが、マオリの真剣な歓迎に驚愕した。長い間、入植者であるイギリスをはじめとするヨーロッパ人と戦ってきたマオリ族。その悲しい歴史からマオリの人々は非常に感慨深い表情があり、顔のしわが深い。マオリの踊りは、ラグビーのオールブラックスのパフォーマンスで知られるハカという踊りが世界的に有名だが、今日の儀式は、マオリの戦闘・神々への礼節・歓迎の唄で始まり、最後には鼻と鼻を合わせて友好の挨拶を交わした。

マオリの歓迎式を終えたTAOは、タウンホールへと帰り、楽器のメンテ、手合わせ、転換・テクニカルリハを行った。今日の通しリハーサルは、自ら指揮を執り、テンポやグルーブの確認、テクニカルスタッフへの細かい指示を出していった。そして2日目の本番へ挑んだのだが、2日目も初日同様に反応が良いが、「心に染み入る演奏」にはまだなっていない。何かが足りないと感じてはいたが・・・
今夜はAK05のオーナーがどうしてもTAOの歓迎をしたいから、近くのBARまで来て欲しいということだそうだ。
私は、気分転換になればと思い、「今夜は仕事を忘れ、AK05の歓迎を満喫しよう!」「明日は、夕刻5時に会場入り。リハーサルはやらない。」と皆に伝えた。
クウィーン通りのCIVICというホール(このホールもタウンホールのオーナーの持ち物だそうだ)の地下の巨大なライブ&BARを尋ねた。そこでは、AK05のスタッフ総勢200人ぐらいの熱烈な歓迎を受けた。

AK05の責任者マークが一人のイギリス紳士を連れて、挨拶に来た。
その紳士は、エディンバラで我々を招聘したアッセンブリのオーナー「ウィリアム氏」だった。思わず、抱き合って久々の再会を喜び合った。ウィリアム氏は、TAOがAK05に出演すると聞いて、わざわざロンドンから来てくれたらしい。そして、今年のエディンバラ公演の提案として、新しい会場をTAOのために用意したと言う・・・
その会場は、昨年までスコットランドの国会議事堂として使用していた所で、850席あるそうだ。ウィリアム氏は言った。「TAOは、ここで25〜30回の公演をすれば、25000人以上の観客を集められるだろう!」と・・・
昨年、初公演にしてチケットセールNO.1に輝いたTAOに、更なる歴史を作れということだろうか。明日の朝、HOTELで打合せを…と約束して、ウィリアム氏は帰っていった。
この会話を聞いていた水藤が「なんか凄い事になってきましたね!」と言った。

TAOは、「和太鼓は、世界に通用するエンターテイメントになれる」と信じて作品を制作してきた。この夢の扉が今開かれようとしている現実を感じていた。

IKUO FUJITAKA
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