TAOニュージーランドTAOニュージーランドTAOニュージーランド
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3月5日 オークランド到着
3月6日 ワールドツアー初ステージ
3月7日 AK05タウンホール初日
3月8日 マオリ族からの歓迎
3月9日 オークランドに来て5日目
3月10日 早くも千秋楽
3月7日 AK05 タウンホール初日

ブレックファーストRADIO出演という大役を任された僕は、小雨の降る中、HOTELからタクシーに乗り込み、ラジオ局へ向かった。局に入ると、そのままスタジオに通されて、何の打合せもなく、怖そうな顔をしたDJから次々と早口の英語で質問を浴びせられた。知っている単語からそれぞれの意味を探ろうとするが、結局は通訳の人に代弁してもらった。まだまだ英語力の足らなさに苦笑いしながら、ラジオ局を後にし、公演会場へと急いだ。

朝9時、ニュージーランドらしい青空と流れるような白い雲が広がりだした。とても心地良い朝の風景が見え始めた。既にタウンホールでは、僕を除いたメンバーとスタッフが舞台の仕込みを始めていた。今回の仕込みは、現地スタッフとの共同作業となるため、思うように、はかどらない様子だった。一つ一つ問題をクリアしてゆく度に、TAOのスタッフと現地スタッフの呼吸が合っていくのがわかった。ただ、時間はどんどんと過ぎていき、照明があがらないままリハーサルを始めることになった。一通りリハーサルを終えた所で、
「じわじわと心に染み入るような感動を実感してもらわないと、TAOがここまで来た意味がないんだ」というプロデューサーからのダメ出しがでる。
確かに勢いや和太鼓の持つ強烈なインパクトだけなら誰が演奏しても海外ではうける。しかし、プロのエンターテナーとして心の中に残る音楽を奏でなければ、僕達に「次」はない。

PM7:00 遂に開場時間となり、開演まであと30分となった。1550席は、すべてSOLD OUTとなっており、会場は異常な熱気を帯びている。衣装に着替え、ギリギリまで手合わせを繰り返し、自らを追い込んでいった。
舞台監督から「スタンバイしてくれ!5分前だ!」と注意され、いよいよニュージーランド公演の2005年ワールドツアーの初日が幕を開けた。
結果は、1曲目からスタンディングオーベーションとなるもの凄い反響であった。僕と夏ちゃんの拙い英語でのMCも反応がよく、即興で覚えたマオリ語の挨拶がとくに反応が良かった。アンコールでは、観客の足踏みが地鳴りのように聞こえ、演奏が終了してもロビーでは興奮冷め止まぬ状態の人たちでごった返した。
あと3日間のステージも、今日以上に感動してもらえる演奏を目指さなければならない。今日反応が良かったからといって、浮かれるわけにはいかない。ほかのメンバーも僕と同じ想いだと思うが、長期公演を継続できる和太鼓のエンターテイメント集団を目指すTAOには、妥協が許されるはずがない。AK05スタッフのお誘いを受けた歓迎パーティーを丁重にお断りして、会場を出て行くとき、スタッフ達がプロデューサーの厳しいダメ出しを受けていた・・・・・

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