 毎年、恒例のラスベガス研修。
私が初めてこのラスベガスというエンターテイメント都市に訪れ、「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショーを見たときは、ただただ驚くばかりで、私にとってラスベガスは、こんなステージを繰り広げたいという目標であり、憧れの世界でした。あれから9年。年々観劇を重ねるうちに、常に感動を与え沢山の拍手を頂く側に立っていることで、気づかぬうちに薄れてしまう観客側の気持ちと、自分を客観的に見るということを再認識させてくれる場所へと変わりました。
チケットを購入し順番を待ち、開場すると、そこには異次元空間に迷い込んでしまったような幻想的な世界が広がり、いつのまにかその空間に吸い込まれ、あっという間に約2時間が過ぎてしまいました。そこには、心の奥をがっちりつかまれ、強く優しく揺さぶられ、涙が溢れ出し止まらなくなってしまった一人の観客になっている自分がいました。
感動の余韻も冷め切らないままホテルへ向かう帰り道、ストリップ通りに面した、5万平方メートルに渡る広大な湖が広がるホテル「ベラッジオ」を通りかかると、バッハの名曲「ハレルヤ」に合わせ、夜空に向かって空高く噴水が打ちあがり、ショーが始まりました。5分程の無料アトラクションなのですが激しく打ちあがったり、滑らかに揺らめいたりする噴水と、表情豊かで壮大な名曲にまた感動し、改めてバッハの偉大さを感じました。
私は今年、TAOを観に来てくれた数え切れないほどの観客の皆様に、こんな感動を与えられる音楽を奏でる事ができたのだろうか ?
今年一年の反省と、来年への意気込みをしっかり充電し日本へ戻りました。来年は更にパワーアップした音楽をお届けできるよう頑張りますので、楽しみにしていてください。
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