|
台北アリーナ公演 - 演目ストーリー
1. 神々の山々から (Kamigami no Yamayamakara)
Inspired by the Spiritual Mountains
遥か彼方いにしえの時から、神々が棲む山々は、大地を育み人々に営みを教えてきた。ある時は自然の驚異で人々に試練を与え、またある時は美しい姿を見せ、生きる勇気を与えてきた。
私たちの住むTAOの里は、日本で最も美しい山々に囲まれ、どこまでも続く大高原の中央に位置する。その大地の鼓動は私たちに、音楽を創造する力・音楽を育む力を与え、常に見守っているかのようだ。
2. 銀の画家たち (Gin no Gakatachi)
Glitter stars’ galaxy drawings
夜空に輝く星々は、二度と同じ姿を現さぬ。
漆黒のキャンバスに散りばめられた銀の星たちは、奇跡の輝きを放ち、闇夜を美しく彩り続ける。
“星降る里”と呼ばれる私たちのふるさとでは、夜空に無数の銀の星々が降り注ぐ。
3. 静かなる光 (Shizukanaru Hikari)
Tranquil Light of the Rising Sun
高原の大きな空を埋め尽くしていた星々が帰り、粛々と太陽が昇りだす。陽の光は徐々に、脈々と流れる血のごとく、空一面、大地一面を朱紅に染め、見るものを高揚させる。だんだんと陽は昇り、見渡す限りの緑のパノラマを、静かに浮かび上がらせる。刻々と彩を取り戻す大地。やがて昇り来る朝日が、見事な筆さばきでそこに新しい輝きを降り注いでゆく。
4. 循 (Meguri)
Eternal Cycle of Rebirth
高原を愛し、自然を愛し、先祖代々よりこの土地の農民たちは、高原の大地を守り続けてきた。そこには、誠実に生き抜く人々のいとなみがあった。
大地は人々の生命を育み、人々は大地を守りゆく。
輪廻転生。人と自然がいのちをつなぎ、廻り廻ってこの美しい自然は守り継がれ、人々に感動を与え続けるだろう。
5. HORIZON
ふるさとを離れ、世界中を旅する中で出逢った新たな世界や新たな友情。高度一万メートル上空から眺める地平線は、美しい光を放ちながら果てしなく広がり、それは、遠く離れた友人たちともつながっている。TAOの音楽は今、異国の人と異国の人とをつなぎ、自然と人とをつなぐ架け橋となっている。
それはまるで、世界中を一つにつなぐ、地平線のようである。
6. Festa
私たちの里で年に一度開催される”久住高原国際音楽フェスティバル”。世界中からジャンルの異なるさまざまなアーティストたちが集い、雄大な大自然を舞台に、毎回、斬新で、そのときその場所でしか見られない、奇跡のコラボレーションが繰り広げられる。
ふるさとから世界へ音楽を発信し、そして世界中からここへ音楽が集う、その日限りの音楽祭。
“FESTA”は、その祭典の主題曲である。
~INTERMISSION~
7. 舞音の土也 (Buon no Tsuchinari)
Message From Ancient Times
『月が満ちて空高くのぼり、竹林は静かな光に満たされて美しく輝きだした。竹の間を吹き抜ける風の囁きにさそわれて虫たちが歌い始めると、狸は腹鼓を打ち鳴らし、虎は驚き目を覚ます。
― 竹林に月夜の宴の華が咲き、新たな旅立ちの朝が訪れる。』
これまでさまざまな形で人々の暮らしを支え、神々を棲まわせ、物語を育んできた竹林。自然と人とが一体となって鳴り響く太鼓の原点を、「千手観音」というTAOの流儀で、新たな物語に蘇らせる。
8. MAORI
2005年春、TAOの本格的なワールドツアーが始動。その皮切りとなった地、ニュージーランド・オークランドにて、先住民族「マオリ族」による歓迎の儀式を受けた。
彼らの身体の奥底から発せられる、魂を鼓舞するような、漲る生命力。その”魂の響き”に感銘を受け、心奪われ、この作品が誕生した。
9. 和の匠 (Wa no Takumi)
Glorious decorum of Japan
日本の伝統的な舞踊の流儀を払拭して、形式に囚われず、型にはまらない美しさをもつ芸者。日本人女性の、活き活きとした躍動感溢れる美しさを表現し、そしてまた、日本人のもつ特有の、礼節や所作をも重んじる。凛としたその姿に見え隠れする、奥ゆかしさや由々しさが、美しく、妖艶に演じられる。
10. 打 (DA)
A strike dwells one’s soul
「原点に帰するいのちの一打」
一打から発する音に生命を宿らせ、言葉よりも強く、そして深く、心に語りかける。
その一打は、稲妻のように光輝き、炎に包まれたような錯覚を憶えるだろう。
微かに感じる極小の一打にも心震わせるだろう。
まさに驚きと興奮に満ちた一打の連続。
原点を見つめ、更に過酷な精神と肉体の極限に挑む。
11. 大祭 (Taisai)
Echoes of Passion
なぜ人はここまで、己の道を窮めようとするのか…。鍛え上げられた芸術的な肉体美と、極限に近いパワーを最大限に鼓舞し、肉体と精神の芸術音楽へと昇華する。極限を窮めようとする人間の美を体感する、最もTAOらしい代表曲であり、TAOの十八番である。 |
|